TrexEdge(トレックスエッジ)は、農業経営を支援するITサービスを提供している企業です。農業の担い手不足が業界の課題となっている中、ITで日々の農作業をデータ化して分析を可能にすることで、作業の改善や効率化をサポートします。企画営業部部長の齋藤亮さんに話を聞きました。
Company Data会社名 TrexEdge
設立 2017年6月8日
所在地 東京都品川区
事業概要 クラウド型農業支援サービス「Agrion」シリーズの提供による生産者の効率的な働き方やデータを活用した販売および経営の支援
URL:https://www.trexedge.co.jp/ どんな会社なのクラウド型農業経営支援サービス「Agrion(アグリオン)」事業をメインに展開しています。
齋藤 亮
企画営業部 部長 フューチャーグループの社内ベンチャーとしてスタートし、2017年6月に設立されたTrexEdgeは、農業経営を支援するサービスのAgrionを提供。現在、スマートフォンで日々の農作業記録をつけられる「Agrion農業日誌」をはじめ、樹木1本1本の作業記録ができる「Agrion果樹」、伝票作成や売上管理などができる「Agrion販売管理」、農家の販路開拓を支援する「Agrion産直市場」の四つのサービスをラインアップしています。
中でも主力のAgrion農業日誌では、農作業の開始時に、スマホのアプリ画面から作業する人や場所、作業内容を選択してスタートするだけで、簡単に作業記録をつけることができます。「直感的に操作できわかりやすい」画面設計が特徴で、作業記録をつけるときは基本的に画面が遷移することなく、項目を選択するだけでOKです。
記録の蓄積によってたまったデータは集計し、ウェブ画面でグラフとして表示することが可能です。これにより、人や圃場、作業内容、期間単位でそれぞれの作業にどのくらいの時間がかかっているのかを可視化して、作業や経営の改善に役立てることができます。
現在、登録可能な圃場数やアカウント数、利用機能に応じて、フリープランを含む四つの料金体系を用意しています。その中で有料プランでは、外部への提出にも活用できる10種類のレポートの出力も可能です。
また、今年10月にリリースしたAgrion果樹は、青森県のりんご農園を営む「もりやま園」と共同開発。樹木1本単位でQRコードを用意し、それを読み取って作業を記録することで、樹木1本ごとの作業のデータ化、分析、進捗管理などができます。
今後の方向性は満足いただけるような機能を各サービスで増やしていきます。
Agrionは個人農家から農業生産法人まで多数のユーザーが利用。要望も寄せられていて、農家の方々に満足して使ってもらえるよう、機能の拡張や、他社サービスとの新たな連携も検討していく考えです。
よろしくTrexEdge 農業では高齢化や後継者不足が喫緊の課題となっています。そうした中、作業の記録をデータとして残すこと、データを基に業務を改善していくことは大きな意味を持つでしょう。「(Agrion農業日誌は)人の働き方を計測するところを重きに置いている。そこからみえる課題の解決や効率化に使ってもらいたい」と齋藤さんは話します。TrexEdgeは「農業経営支援アプリ」でイッポ前へ!