2030年のあるべき姿を見据えた第1歩目と位置付ける新中期経営計画がスタートした昨年は、当社がもともと提供してきた電話やICTと、新しい技術を組み合わせた基盤を提供するデジタルトランスフォーメーション(DX)事業の新ブランド「Symphonict(シンフォニクト)」をリリースできたのが大きな成果といえるだろう。また、クラウドサービスの提供では、自社実践した成果をお客様にも展開する動きを加速。ビデオ会議システムの「Zoom」をはじめとするクラウドサービスをさまざまな業務シーンで利用し、社内でも取り込むことができた。

牛島祐之
社長

 新中計のスタートにあたっては、組織再編も実施。技術リソースを集約し、各事業部ごとではなく全社一体となって事業を効率的に回せるようにした。上期の実績をみてもその効果が表れている。

 新中計の1年目ではある程度の手応えを得ることができた一方で、将来の成長を見据えたときの新たな課題も見えてきた。新体制によって事業はかなり効率的に回ってきているが、社内コミュニケーションや連携の仕方などの精度をより向上させていきたい。そこで今年は「Ready to Jump」をテーマに、飛躍に向けた準備の年とする。見えてきた課題を完全にクリアして、その先の大きな成長につなげていきたい。

 また、今年はイノベーションを生み出す施設や、5Gなど新しい技術を習得するための技術センターを開設する予定。そうした実践の場を通じて、事業化できるものをつくっていきたい。