多様な人材がもたらすアイデアによって、画期的なビジネスが考案されたり、技術的な突破口、イノベーションが生まれやすい環境が醸成される。とはいえ、単にダイバーシティを受け入れるだけではダメで、それらを「インクルージョン」する力が求められている。この場合のインクルージョンとは、多様な人材のアイデアを糾合、統合して、ビジネスの推進力に変えていくという意味。従ってキーワードは「ダイバーシティ&インクルージョン」とした。

森田宏之
社長

 女性や外国人など多様な人材が働ける環境づくりを推し進めていくと、働く時間に制限をかけていかざるを得ない。昔のように、大規模プロジェクトを人海戦術でこなし、本番稼働の直前は徹夜続きでといった労働環境では、ダイバーシティは成り立たない。同じ時間に、同じ場所に集まって仕事をするスタイルそのものを変えていく必要がでてくる。

 当社では20年4月から従来の開発環境を発展させた「Tetralink(テトラリンク)」の運用を順次始める。これまでのウォーターフォール型の開発のみならず、アジャイルやスクラム型の開発手法に対応するとともに、最新のOSS系の開発ツールも取り入れやすくしている。ほかにもさまざまなツールや仕組みを充実させて、仕事のスタイルをスマートにすることに努めている。

 こうした取り組みによってダイバーシティ人材を受け入れる環境を整備し、さらにはこれらをインクルージョンさせていくことで、付加価値の高いビジネスを一段と伸ばしていく。