目下のIT市場は好況に沸いているが、その内容を冷静に見てみると、Windows 7のサポート終了に伴うシステム更新を“先食い”した案件が少なくない割合を占めている。事業の質的転換をどのように図っていくかが、業界全体での大きな課題になっていると実感している。

広瀬敏男
社長

 ビジネスの中核がプロダクトからサービスへと移り変わろうとしているこの動きは、ITベンダーにとってチャンスでもある。ITインフラの主流がクラウドへにシフトすれば、過去のように人が張り付いてシステムを運用する必要もなくなり、ベンダーは地域に縛られることなく、全国を自社のマーケットにできる。パートナー各社から富士通グループへの期待も、まさにここにあると考えている。当社では、各社の優れたソリューションを実装できるプラットフォーム「AZCLOUD」をご提供している。また、デジタルマーケティングの活用により、新たなビジネスにつながるリードの開拓と、新たな営業スタイルの構築に取り組んでいる。このような仕組みを全国のパートナーに活用していただくことで、パートナーひいてはお客様のビジネスの革新に貢献していく。

 世の中ではデジタルトランスフォーメーションが叫ばれているが、かけ声だけで大きな変革を実現できるわけではない。粒は小さくても、新しい事業につながる活動を積み重ねて、ユニークな存在感をもつ会社になっていきたいと考えている。