当社は、長らく継続してきた米国ゼロックス・コーポレーションとの技術契約を、21年3月31日をもって終了する。同年4月1日からは、新社名「富士フイルム ビジネスイノベーション」のもと、これまでのアジア太平洋地域に加え、欧米を含む全世界で自らビジネスを展開し、事業規模の拡大を図っていく。

玉井光一
社長

 1年3カ月も先の社名をいま発表したのは少し気の早いことに感じられるかもしれないが、急な変更で皆様にご迷惑をおかけするのは避けたかった。社名が変わってもこれまでと同じサービスをご提供できること、そして今後私たちのブランドがどのように変わっていくか、事業をどのように強化していくかを、時間をかけてお客様やパートナーにお伝えしていきたい。もちろん、当社の従業員も、今はゼロックスのブランドに愛着がある。来年4月にスムーズなスタートを切るための、準備の一年になるだろう。

 また、このような新たな体制の準備に加えて、さらなる成長に向けた新製品の開発にも目下取り組んでいる。通常投入しているような既存機種の後継機ではなく、業界にゲームチェンジを起こす革新的な新製品になるだろう。新会社での事業の幕開けを飾るモデルとして、来年4月以降に発売したい。

 私自身、研究開発畑の出身なので毎週開発現場をフォローしているが、現段階でもすでに形になってきている。どんな製品になるのか、今はまだお話しできないが、業界に「Wow!」という驚きをもたらすことをお約束する。