2016年設立のクロスビットはシフト管理のクラウドサービスを提供。紙や表計算ソフトを使って行われていたシフト管理を効率化することに加え、従業員の最適な配置や利益率の向上まで支援することを強みとしています。小久保孝咲代表取締役に話を聞きました。
どんな会社なの
ワークフォース・マネジメント領域のサービスを提供している会社です。
小久保孝咲 代表取締役
クロスビットは、ITサービスの提供を通じて、人員の最適な活用・配置を目指すワークフォース・マネジメントを支援。自社プロダクトとして、従業員のシフト管理サービス「らくしふ」を提供しています。
らくしふでは、シフト勤務者にコミュニケーションアプリの「LINE」を使ってシフトを提出してもらったり、未提出の場合は自動でリマインドしたりすることが可能。回収したシフトは自動的に管理画面に反映されるようになります。こうした機能により、紙やExcelで行われていた作業を置き換え、効率的に従業員のシフトを作成・管理することができます。
特徴は、外部システムとのデータ連携によって、シフト管理の効率化だけでなく、最適な従業員の配置やコストの削減、利益率の向上も支援すること。勤怠システムと連携してシフトの予実管理を行ったり、基幹システムと連携して売り上げや人件費を管理したりでき、そうしたデータを基に最適な人員配置を行うことで、最適な人件費で利益率の向上を図ることができるとしています。
導入実績は
4500以上の店舗で導入されています。
らくしふは2017年8月に提供を開始し、導入実績は店舗数で4500以上になるそうです。外食産業を中心とした大企業が主なユーザー。「社内のリソースを可視化したい」といった顧客の課題を解決するサービスとして選ばれていると話します。
今後の方向性は
人がやらなくてもいい作業の自動化に力を入れています。
今後に向けては、人がするべきところと自動化すべきところを分けた上で、人の作業をなるべく効率化し、システムで解決できる部分を強化していく方針。具体的には、AIを活用した需要予測や最適な人材配置などができるように開発を進めていきます。
よろしくクロスビット
創業前は人材業界で従事していた小久保さん。人が介在することで出せる成果がありつつも、「人材のマーケットにはもっとテクノロジーが入る余地があるのでは」との思いが、同社設立の背景にあったそうです。
サービスはすでに多数の企業で利用されていますが、まだまだマーケットは存在し、より多くの顧客と接点を持つことができれば「もっと価値を提供できる」と言い、ビジネスのスピードを加速させていく考え。また、ビジネス拡大にあたってはSIerとも一緒に取り組んでいきたいと話します。クロスビットは「シフト管理サービス」でイッポ前へ!