顧客接点の強化やデータドリブン経営の推進のため、SoE(System of Engagement)やSoI(System of Insight)と呼ばれる新しい情報システムへの投資を強化する企業が増えている。コロナ禍でプロジェクトの延期や中断といった影響はあったが、SoE・SoIの事業を拡大することができたため、2021年3月期第2四半期の決算は、前年同期を上回る売上高と営業利益を確保することができた。

小林裕嘉 社長

 SoEの構築では、マイクロサービスやコンテナといったアーキテクチャーを用い、開発手法もアジャイルが主流だ。実績のある技術による安定稼働が第一だったSoR(System of Record)の構築とは異なり、実ビジネスの競争力に直結するSoEの領域では、お客様も最新のテクノロジーへの関心が高い。当社は「Shift to the Smart SI」を掲げ、SoRからSoE・SoIまでワンストップで提供できる次世代型のSIerを目指してきた。数年前からこの新たな領域に対応できる技術者の育成に投資をしており、市場から求められる技術をいち早く習得することでお客様のニーズに応えるとともに、事業の収益性を高めていく。

 また今年は、当社が擁する技術者一人一人のスキルを可視化する仕組みも取り入れる。これにより、コンテナなどの新しい技術に精通した人材を特定のプロジェクトで占有するのではなく、全社でシェアできるように変えていく。全てのお客様に当社の新たな価値をお届けし、サービスの質の向上を図っていきたい。