新たなIT投資がいったんは中断・延期となるケースが少なくなかった昨年だが、当社では自社データセンター(DC)を中心としたストック型ビジネスを拡大してきたことで、環境の変化にも強い事業基盤を築いてこられたと自負している。そして、現在お客様からのご相談は再び活発化している。実感しているのは、IT投資の中身の変化だ。例えば、昨年秋に提供を開始した、CO2・温湿度センサーを活用する3密対策サービス「i-visible CO2」は、多くのお客様から引き合いをいただいている。お客様の考え方は、接触・密集を回避した新たなビジネススタイルを実現するため、どうITを活用するかという方向にシフトしている。人でなければできない業務と、ロボットに任せられる業務のすみ分けも進むだろう。

坂井 満 社長

 当社は4300社以上のお客様に支えられ、おかげさまで今年4月に創立50周年を迎える。次の50年に向けては、やはりデータの活用が事業の軸になる。当社はDCの運営に加え、IoT、ドローン、人工衛星開発などにも積極的に投資を行ってきたが、それらが新たなデータソースになると見込んでいるからである。今後はDCに集まってきたデータを、お客様にとっての価値に変える提案力をさらに付けていきたい。

 また、非接触・非対面化が進むことで、世の中がどこか無機質になることを危惧している。IT機器を開発する他社とも連携して、人間らしさが感じられるシステムの開発にも取り組んでいる。人間社会を支える、温かみのあるIT企業を目指していく。