hacomono(旧まちいろ、2021年1月に社名変更)は、フィットネスクラブなどの月額制店舗向けに会員管理・予約・決済システムを提供しているスタートアップです。利用客自身が入会から予約、決済まで各種手続きをオンライン上で行えることがポイント。店舗スタッフの業務効率化にもつながっているそうです。蓮田健一代表取締役に話を聞きました。
Company Data
会社名 hacomono
設立 2013年7月
所在地 東京都豊島区
事業概要 月額型店舗のための会員管理・予約・キャッシュレス決済システム「hacomono」開発・販売
URL:https://www.hacomono.jp/
どんな会社なの
月額制店舗に特化した会員管理・予約・決済システム「hacomono」を提供しています。
蓮田健一 代表取締役
hacomonoは、フィットネスクラブやスポーツスクールなど月額制店舗向けに特化したクラウドサービスです。利用会員の管理や予約、入退館、決済に関する機能をカバーしています。
特徴は、店舗の利用客が自身のPCやスマートフォンを使って、入会から予約、決済までオンライン上で手続きを完結できること。QRコードを使ったセルフでのチェックイン/アウトによって入退館処理を行うことも可能です。月謝の引き落としや未払金徴収の自動化にも対応しています。こうした機能により、店頭での事務手続きや支払いなどにかかる店舗スタッフの業務や対面での接客を省力化することができます。また、会員の属性や利用履歴といった情報を活用して、来店動向や売り上げ、レッスンごとの利用客や人気度の分析を行うことも可能です。
導入実績は
300を超える店舗が導入しています。
hacomonoは19年3月にリリース。フィットネスクラブや24時間ジム、パーソナルジム、ゴルフスクール、ダンススクールなどさまざまな月額制店舗で、1店舗を運営する企業から複数店舗を展開する中堅・大手企業まで、幅広い企業が導入しています。中でもフィットネス業界では「売り上げ上位50社中の11社と契約している」そうです。導入の決め手となる理由として最も多いのは「操作性、UIの良さ」だと言います。
今後の方向性は
本格的なERPに近い方向に強化していくこと、エステや理美容領域への進出していくことを考えています。
今後の方針については「大きく二つある」と言います。一つは、hacomonoをERPのようなシステムに近づけていくことで、そのために「店頭での決済や商品の在庫管理、業務特化型の要件への対応」などの機能強化を図っていく考えです。もう一つが「狭域」でビジネスを展開するエステや理美容店へのサービス提供で、決済の簡略化や顧客分析ができるhacomonoのメリットを訴求していきたいとしています。
よろしくhacomono
同社のサービスは現在までに300超の店舗で導入。蓮田さんによると、最近は「毎月100件以上、問い合わせや資料請求が来ている」と、多くの引き合いが寄せられているようで、「今年で1000店舗での導入を目指す」と話します。hacomonoは「月額型店舗向け会員管理・予約・決済システム」でイッポ前へ!