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「IoB」の“B”が指すものは? IoTとの違いを解説
2021/11/16 18:33
週刊BCN 2021年11月15日vol.1899掲載
「Internet of Behavior/Bodies」の略称。「IoT」が「モノのインターネット」であるのに対し、IoBでは、人の行動やふるまい、身体そのものをインターネットに接続し、得られたさまざまなデータを活用していく。
Internet of Behaviorは、位置情報や顔認証、購買などの行動履歴を収集・分析し、人々の生活改善、利便性向上などにつなげるテクノロジーを指す。
例えば、新型コロナ禍において利用されている感染症接触確認アプリは、人々の行動情報を集めることで、感染拡大の抑止を図っている。このほか、海外では自動車運転時のハンドルやブレーキの操作情報を集め、保険料の算定に使用する例もあるという。
Internet of Bodiesに関しては、ウェアラブルデバイスなどから生体情報を得て、健康管理などに役立てることが一般的だ。心拍数や運動量などから生活習慣の改善につなげるサービスなどが例として挙げられる。
どちらも収集・分析技術の進化により、さらなる発展が見込まれる領域である。特にInternet of Behaviorについては、調査会社の米ガートナーが、昨年発表した2021年の「戦略的テクノロジーのトレンド」に挙げており、飛躍的な成長が見込まれるとしている。
ただ、個人が生み出すデータの取り扱いには、プライバシー保護との兼ね合いなど検討すべき課題もあり、活用の在り方についてさらなる議論が必要との見方も広がっている。
「Internet of Behavior/Bodies」の略称。「IoT」が「モノのインターネット」であるのに対し、IoBでは、人の行動やふるまい、身体そのものをインターネットに接続し、得られたさまざまなデータを活用していく。
Internet of Behaviorは、位置情報や顔認証、購買などの行動履歴を収集・分析し、人々の生活改善、利便性向上などにつなげるテクノロジーを指す。
例えば、新型コロナ禍において利用されている感染症接触確認アプリは、人々の行動情報を集めることで、感染拡大の抑止を図っている。このほか、海外では自動車運転時のハンドルやブレーキの操作情報を集め、保険料の算定に使用する例もあるという。
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