総務省が導入を推進するローカル5Gの市場動向に合わせて、民間各社がローカル5Gで生まれる課題を解決するシステムを展開している。Distributed Antenna System(DAS、分散型アンテナシステム)に力を入れる東芝インフラシステムズはDASについて、基地局から届く電波を光ケーブルにより分配し、通信可能な領域を拡張すると説明している。

 NTT東日本によれば、ローカル5Gは4Gと比較して、通信速度は約20倍の高速性、通信遅延も10分の1まで低減されるのが利点。ただ課題として、ローカル5Gで割り当てられている三つの周波数帯「28.2GHz~28.3GHz」「4.6GHz~4.9GHz」「28.3GHz~29.1GH」のうち、28.2~28.3GHzの周波数帯は直線型の電波であるため、遮蔽物や障害物に遮られてしまう懸念があることを指摘。このような課題に対し、東芝インフラシステムズは分散型のアンテナシステムを使うことで、障害物による電波の遮りや敷地外への電波漏えいを解消し、安定的なローカル5G環境を構築できるとする。