企業動静

企業動静 2022年8月1日付 vol.1933

2022/08/02 09:00

週刊BCN 2022年08月01日vol.1933掲載

市場動向

矢野経済研究所
ERP市場動向に関する調査を実施。21年のERPパッケージライセンス市場は、エンドユーザー渡し価格ベースで1278億円、前年比10.1%増。20年は新型コロナウイルス感染拡大を要因とするユーザー企業の業績悪化懸念などから、案件の先送りが発生したため前年比1.4%増とほぼ横ばいだったが、21年は一転して二桁成長。
7月19日

提携

ヤフーとトレジャーデータ
ヤフーが保持するデータを用いて、トレジャーデータの顧客データ基盤「Treasure Data CDP」に格納されたデータの分析などができる新しいデータクリーンルーム「Yahoo! Data Xross」の開発を開始。23年春をめどに提供。
7月19日

テモナとヴィクトリー
サブスク型の店舗販売領域で業務提携し、新しい店舗販売のビジネスモデルを提供。接骨院や整体、リラクゼーション業界のサブスクリプション導入をサポート。
7月19日

NTT東日本と北海道森町
「大規模災害時における相互協力に関する基本協定」を締結。地震や大雨などの大規模自然災害の発生に伴い、広範囲の通信障害が発生した場合、通信障害の早期復旧を実現することなどが目的。災害対応力や地域防災力の向上に尽力。
7月20日

野村総合研究所とBoomi
5月23日付でパートナーシップ契約を締結。野村総合研究所が提供するSaaS製品を組み合わせたデジタル業務改革コンサルティングに、Boomiの統合プラットフォーム「Boomi AtomSphere Platform」を活用し、企業のデータ統合、データ活用支援を強化。
7月20日

SCSKとFPT Software
AUTOSAR(車載ソフトウェアの標準規格)に準拠するSCSKのソリューション「QINeS BSW」の海外市場への販売拡大を目的に、業務提携契約を締結。海外の自動車メーカーなどからの要望をQINeS BSWや関連ツールなどに反映し、製品を強化。ビークルOS対応をはじめとした車載ECU(電子制御ユニット)全般への展開を推進。
7月20日

アラクサラネットワークスとUBiqube
アラクサラネットワークスのネットワークセンサー「AX-Sensor」とフローコレクター「AX-Collector」を、UBiqube(アイルランド)のインフラ管理自動化オーケストレーター「MSActivator」と連携させ、セキュリティリスクを自動的に検出・対処するソリューションを協力して販売。
7月20日

ブロードリーフとLINE
「LINE公式アカウント」の正規販売代理店契約を締結。ブロードリーフが開発・提供する整備クラウド「Maintenance.c」にLINE公式アカウントとの連携機能を搭載し、22年8月から提供を開始。顧客とカーオーナーの接点強化を支援。
7月21日

NECとセレンジュノネットワーク
日本(千葉、三重両県)と米国(カリフォルニア州)を結ぶ光海底ケーブルのシステム供給契約を、セレンジュノネットワーク(NTTリミテッド・ジャパン、米PC Landing、三井物産、JA三井リースの4社が設立)と締結。ケーブルは日米間を結ぶ海底ケーブルとして最大の通信容量となり、総距離は約1万キロメートル。24年末に完成予定。
7月21日

IDCフロンティアとアット東京
9月にデータセンターを相互接続すると発表。セキュアな閉域ネットワーク接続を短納期かつ低コストで実現。システムの拡大などによるデータセンターラックの拡張が容易に。データセンターの拠点と事業者の冗長化で可用性が向上。
7月21日

レノボ・ジャパンとアスク
レノボ・ジャパンのエッジコンピューティング用デバイス「ThinkEdge SE70」の取り扱いを開始。顔の識別や人口密度の測定、交通監視などコンピュータービジョンを主導に用途が広がり、需要拡大が予想される市場に展開。
7月21日

アイテック阪急阪神とアビームコンサルティング
DXの加速による新しい価値創造を目指す顧客の事業を推進するため、戦略的パートナーシップ契約を締結。人材交流の活発化や情報連携の強化によって価値提供の最大化を図り、顧客の新しい事業創造に貢献。
7月22日

買収

米SAS Institute
金融機関が多様な金融リスクを管理する上で役立つ専門的なソフトウェアやデータ、コンサルティングを提供している米Kamakura(ハワイ州)を買収。資産負債管理を中心とする統合型リスク・ソリューションの提供と、金融サービス業界の新たなジャンルへの貢献を目指す。
7月19日

ルネサス エレクトロニクス
組み込みAIソリューションプロバイダーの米Reality Analyticsの買収を7月19日付で完了。AI導入のためのツールやソフトウェアを拡充し、ハードウェアを含めて包括的で高度に最適化されたエンドポイントソリューションの提供が可能に。グローバルのソフトウェア開発人材基盤も拡大。
7月20日

エリクソン
米Vonageの買収を完了。モバイルネットワーク事業の成長とエンタープライズ領域での事業拡大が狙い。グローバルのネットワークAPIを容易に採用できる市場を創出し、次世代のデジタル化の推進が可能に。Vonageのソリューションを既存顧客に提供することで短期的なシナジーも創出。Vonageはエリクソン・グループの中でグローバル・コミュニケーション・プラットフォーム事業部門になる予定。
7月22日

子会社化・出資

NTT西日本とNTTビジネスソリューションズ
電気自動車(EV)の統合型プラットフォームを提供するREXEV(東京都千代田区)への出資と業務提携について合意。再生可能エネルギーとEVの普及を促進し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する各種ソリューションを共創。
7月20日

ベネッセホールディングス
企業のDXを促進するアルサーガパートナーズ(東京都渋谷区)に出資し、業務提携契約を締結。グループの事業と組織のDX推進をさらに加速し、顧客にとって最適な商品やサービスを提供。
7月21日

事例フラシュ

NTTデータ北陸とNTTデータ
石川県立図書館に資料総合検索システム「SHOSHO ISHIKAWA」を導入。国立国会図書館やバチカン図書館など国内外で利用されてきたデジタルアーカイブソリューション「AMLAD」を活用し、蔵書検索に加え、貴重な所蔵資料が閲覧できる総合検索システムを構築。
7月15日

UiPath
三井住友信託銀行が自動化プラットフォーム「UiPath」を活用し、18年の本格導入から4年間で累計40万時間以上を創出。500以上のワークフローを作成し、250以上の業務を自動化。RPAの統制・統括には、自動化ワークフローの管理ツール「UiPath Orchestrator」を活用。
7月19日

日立製作所
水みらい広島と構成する共同企業体が、広島県から水道広域運転監視システムの構築業務を受注。日立製作所は国の標準仕様に準拠した水道標準プラットフォームの開発や、上下水道事業向けLumadaソリューション「O&M(Operation&Maintenance)支援デジタルソリューション」を活用した運転監視・制御アプリケーションの構築などを担当。
7月19日

富士通オーストラリア
オーストラリアニューサウスウェールズ州の地方消防局と、大規模な山火事などの広域火災に対応した新たな消防緊急対応システムの構築と運用保守に関する5年契約(6000万豪ドル)を締結。22年1月からシステムの構築を開始。23年初頭までに消防車両にモバイル端末を設置し、災害現場での円滑な消防活動を支援。
7月19日

電通国際情報サービス
福岡県宗像市が、行政手続き申請管理システム「minnect申請管理」の採用を決定。開発コンセプトや柔軟性、拡張性を評価。特に基幹システム側の改修を必要とせず、申請書項目の変更や新たな業務の追加にRPAの設定を変更するだけで対応できる点が要件に合致。
7月20日

サイバーエージェント
再春館製薬所が、オンライン接客における顧客満足度向上を目的にサイバーエージェントのオンライン接客ツール「リモてなし」を導入。予約枠の作成作業やセミナー直前でのリマインドメールの送付作業を自動化し、30%の事務時間を削減。
7月20日

アドバンスト・メディア
りらいあコミュニケーションズが、コンタクトセンター向けAI音声認識ソリューション「AmiVoice Communication Suite」を導入。21年に実証実験を開始し、有効性の高さを確認。
7月20日

日本IBMとキンドリルジャパン
ジェーシービーが、顧客満足度やサービス品質のさらなる向上のため、IBM Watsonを活用した対話型自動音声応答システム「AIオペレーター」の提供を開始。日本IBMは、IBM Watsonに搭載されている音声認識や会話分析、音声合成の機能をIBM Cloud上で提供。キンドリルジャパンは、過去の実績や業界知識などを生かしてシステム構築を支援。
7月21日
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