ReynaとSing&Swing

<ReynaとSing&Swing>9 Con Te Partiro(Time to Say Good-bye)

2003/06/09 15:26

週刊BCN 2003年06月09日vol.993掲載

 皆さん、ラスベガスへ行ったことはありますか。私は7年前に一度行ってから、あることにはまってしまい、それ以来、年に2、3回は行っています。

 ラスベガスでなんたって私を虜にしたものはカジノ。バカラ、ルーレット、スロットマシーン、ブラックジャックなどさまざまなゲームがありますが、中でも私の一番のお気に入りはクラップス。

 みなさんは、長方形のテーブルを囲み、わいわいと歓声をあげて、盛り上がっているシーンを見たことがありませんか。これがクラップスです。

 クラップスでは、あるプレーヤーが親となって2つのダイスを振り、その目の出方によって親、子、場の勝ち負け、取り分、次にダイスを続けて振れるか否かが決まります。1人の親が場に対して勝ち続け、1時間くらいダイスを投げ続けることもあり、そうなると、周りで賭けている人たちも勝ち続けることができ、もうその場は、隣同士の人が抱き合ったり、キスしあったりと興奮状態になります。

 カジノでは、思いもよらない出会いがあることも魅力ですね。例えば、私がラスベガスヒルトンでブラックジャックをやっていた時に、なんとあのゲロッパおじさんことジェームス・ブラウンが黒服のSPを2人従えて、有名なトップモデルといちゃつきながら、私たちのテーブルに来て、一緒にプレーしたんですよ。

 彼はとても日本びいきで、私に「日本から来たの?」、「僕は今年日本に行く予定だよ」などと気さくに話しかけてきました。超ラッキー。

 また、ラスベガスでは素敵な音楽にも出会えます。私は、ホテル「べラージオ」前の噴水ショーで流れていたサラ・ブライトマン、アンドレア・ボッティチェリのデュオ曲「Con Te Partiro(Time to Say Good-bye)」に感動し、帰国後さっそく2人のCDを買ったりもしました。

 この曲はオペラの曲なのですが、近いうちにこれをスローバラードと軽い4ビートでスウィングしながら唄おうと思っています。

*     *


●Con Te Partiro(Time to Say Good-bye)
作詞・作曲/F.サルトーリ、L.クアラントット
お薦めは、アンドレア・ボチェッリ、サラ・ブライトマン。


[村本玲奈]
ジャズシンガー。兵庫県生まれ。血液型はA型。大阪のダンスコンテストに出場し、2度優勝。その奨励金をもとに単身渡米、さまざまなジャンルの音楽に接する。帰国後、歌手デビュー。1986年から本格的なジャズシンガーを目指し、ライブハウスを中心に活動中。
  • 1