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原点回帰

2003/06/23 15:27

週刊BCN 2003年06月23日vol.995掲載

 サイボウズがグループウェアの新バージョン「サイボウズ Office 6」を発表した。

 同製品は、バージョン1から4までは「Office」の名称で販売していたが、前バージョンで「サイボウズ AG」と名称変更。

 高須賀宣社長は、「『AG』は、機能性を追及した『Office』シリーズとは違った製品となり、イメージも変えるために名称変更した」と話す。しかし、「豊富な機能を加えた半面、当社の製品開発コンセプトである“使いやすさ”が失われた部分があった。新バージョンでは、使いやすさを再度追い求めた当社の“原点回帰”となる製品。その意味があって、名称を『Office』に戻した」と続ける。

 プロモーション展開では、吉本興業のタレント「明和電機」の土佐信道氏を起用。今後さまざまな“仕掛け”を用意しているとのことで、大規模な広告展開を行っていく予定だ。土佐氏はライブパフォーマンス、CDや玩具、楽器の製作、執筆活動など活動範囲は多岐にわたる。バイタリティ溢れる活動が製品イメージに合致したという。

 かつて「ボウズマン」というイメージキャラクターを採用した広告展開を行い、その甲斐もあってか、業績を伸ばし続けてきたサイボウズ。プロモーション活動においても当時のバイタリティに“原点回帰”といったところであろうか。
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