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バックアップソフトで社会貢献

2003/11/24 15:27

週刊BCN 2003年11月24日vol.1016掲載

 コンピュータ・アソシエイツ(CA)が、小児がんの子供をもつ家族を支援する「がんの子供を守る会」に活動資金として50万円を寄付した。

 CAでは、「Breakfast for Charity」という寄付活動を、年に2回のペースで行っている。日本では1999年からスタートしており、今回で7回目。これまで5団体に寄付を実施しており、「がんの子供を守る会」には今年5月にも50万円を寄付した。

 同会への今後の寄付活動について、CA日本法人の三ツ森隆司社長は、「当社のソフトウェアを無償で提供する」という。最近、同会の事務局内にあるパソコンのデータがすべて消えてしまう事態が起こったそうだ。バックアップをとっておくにも、財政難でソフトを購入できなかったという。2度とこのようなことが起こらないよう、CAがバックアップソフト「ブライトストア・アークサーブ」を提供するというわけだ。

 全国には約2万3000人の小児がん患者がいるといわれる。ソフトの提供で事務局内のIT化を図るという行為も、「子供達の命を救うことにつながれば」との姿勢が伝わってくる。

 三ツ森社長自身、「3人の子供をもつ父親」として、できるだけ多くの子供が助かることを願う1人でもある。
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