1月24日、日本コンピュータシステム販売店協会（JCSSA）の新春セミナーが開催されたが、懇親会の冒頭、挨拶に立った梅哲雄会長（丸紅インフォテック社長）の口から意外な言葉が飛び出した。

　「今年は太平洋戦争終戦から60年ということが話題になっておりますが、実は日露戦争の終戦からちょうど100年にあたります」

　日露戦争という思ってもいない単語の登場に、会場はどよめいた。すると梅会長はこう続けた。

　「日本が強国ロシアに勝つことができたのは、知的水準の高さが要因だったと言われます。しかし、昨今はどうでしょう。子供の学力低下が大きな話題となり、わが業界でもまだまだ技術力が足りない企業が多いことが明らかになっています。もっと我々の業界も実力をつけていく努力をしなければならないのではないでしょうか」

　思わぬところに話が飛んだと思いきや、オチではきちんとJCSSAらしいところに着地。その後の会場では、「今年は挨拶から格調高かったですねえ！」と、この話題でひとしきり盛り上がった。