東海地震や南海地震、東南海地震…日本はまさしく地震国なのだと思わずにはいられないほど地震情報が飛び交っている。8月16日に宮城県で起きた地震も震度6弱で、相当揺れた。お盆だったが、夏休みだった人も通常の勤務だった人もあり、また地震慣れしているかどうかでも反応が違ったようだ。

 あるIT企業の東北地区の責任者。それまで大きな地震に遭ったことがないとか。当日は休みで仙台市内のマンションにいて、「何が起きているのか、一瞬わからなかった」と振り返る。怖いとか怖くないとかの前に、起きていることが飲み込めなかったという。それでも、「まず顧客のシステムが大丈夫か、出勤している社員は安全か」ということが頭に浮かび、どうにかオフィスへの連絡に漕ぎ着けたとか。

 別の企業の総務担当者は、高速道路を走行中に地震に遭遇した。少し離れていたせいで、「揺れはわからなかった」というが、すぐに通行止になり往生した。

 ある企業の宮城県出身社員。かつての宮城県沖地震の記憶が生々しいためか、「けが人は出たけど、大したことなかったですね」と涼しい顔。東京からの転勤組の上司がその横で、「しばらく地面が揺れているような錯覚が続いた」と訴えるのを、呆れるように笑って見ていた。