eBayのスカイプ買収(10月)、ソニーの無料動画通話サービス「IVE」の発表(11月)に続き、今度はヤフーがメッセンジャーの通話機能を大幅に刷新する計画を明らかにした。

 計画によると、国内通話料はスカイプの半額。eBayは「買収契約書のインクも生乾きのうちに」(地元紙)泥沼の価格戦争に引きずりこまれそうな雲行きだ。

 新サービスはAOLとほぼ同じだが、AOLがAT&Tやボナージュ、ベライゾンと横並びの料金体系で穏便に参入したのとは対照的に、ヤフーは潤沢な資金を背景に「安さ」を前面に打ち出していく。

 例えばパソコンから地上電話や携帯への通話料は、米国内通話が1分1セント。国際通話は同2セント弱(日豪中仏独伊韓など計30か国)とスカイプより安く、エリアが5か国多い。電話番号はスカイプより5ドル安い年間30ドル弱の設定となっている。

 ビデオ通話は数年前から、ネット通話は5年前から始めた古株のヤフーは、「VoIP関連ニュースの見出しと言えばスカイプばかり」な今の状況に歯止めをかけたい意向。ここからが老舗の意地の見せどころだ。(米・シアトル発)