最近、香港が国際貿易の観点で再び注目を浴びてきた。 

 香港が製造業の基地をすでにあきらめ、中国に譲っていることは明らかであり、また流通のベースとしての基地も怪しくなってきた。

 コンテナの取扱高と注目度で、隣の深・の塩田港にその地位を奪われつつある。金正日が視察にいったことは記憶に生々しい。インフラも充実し、また港湾経費が安いとあって、いままで香港から積み出していた貨物の多くがこちらに移った。

 しかし、香港にはそういった失点もあるが、まだまだ優位性もある。

 それは、香港の持つ国際性、海外からのアクセスの自由度、そして、クリーンで安全なイメージだ。最も大きなポイントは中国からのアクセスが楽。つまり、中国本土の人が海外に出るよりも比較的簡単に香港まで出られるということだ。

 国際的展示会にみられるように香港自体が中国企業のための大きなショーケースとしての役割を演じているのだ。 現に、最近の台湾の展示会がひどく落ち込んでいるのに対し、香港は威勢がいい。(台北発)