アマゾンが「ワンクリック特許」で米書店最大手バーンズ・アンド・ノーブルのネット参入に通せんぼした時、「こんな一般的技術の独り占めはおかしいだろう」とジェフ・ベゾスCEOに噛みついたのはティム・オライリー氏だ。まさか自分がWeb 2.0商標で叩かれる側に回ろうとは思いもしなかったはずだ。  氏の故郷アイルランドの非営利団体IT@Corkが「Web 2.0半日会議」を計画したところ、「Web 2.0は当社が出願中のサービス商標」とオライリー社提携先のCMPから名称の使用中止命令が届いた。「オライリー氏本人に講演を依頼して断られたのは2月だ。つまり、彼は(会議の名称の件を)知っていたのだ。それなのに何故この開催2週間前の土壇場になって…」とトム・ラフテリー委員はブログに命令書の現物を公開、「Web 2.0が商標だなんて今の今まで知らなかった」「オライリーが騒ぐ前からある一般名詞じゃないか」「共有・参加のWeb 2.0を先導する企業のやることとは思えない」など批判が殺到し、CMPは急きょ使用を認める騒ぎとなった。

 Web 2.0商標は欧日でも登録出願中。気の早い人はもうWeb 4.0の商標を押さえたらしい。(サンフランシスコ発)