中国においてもインドは、ソフトウェア立国という認識が芽生えてきた。インドでソフトを開発する企業、インドに開発センターを開設する中国企業が増えてきたばかりでなく、インド式のIT教育メソッドが有名になりつつあるからだ。

 深センの賽格のショッピングモールでも大きな垂れ幕のひとつに、印度最大培訓、という単語が目立つ。つまりインドで最大のトレーニング、という意味である。これはインドNIIT社の中国法人の広告である。

 NIIT社は、インドの代表的ソフトウェア総合企業として海外では有名である。アメックス、東芝などのシステム開発を請け負っている。2006年の3月決算は、日本円にして150億円を売り上げ、経常利益が29億円である。

 インドでは81年の創立以来、ソフトウェアスクールのイメージが強い。片田舎でもNIIT の教室がある。

 今後、ソフトウェア産業のひとつのキーになるのが、その国のソフト人材の育成である。インドは、その意味で成功を収めてきた。中国ではそのインド式のノウハウが、いま必要とされている。(台北発)