皆さんはコズモ・ドットコムという名前に記憶はあるだろうか。市中で販売されている商品を代理購入して宅配するというサービスをオンラインで始めたベンチャー企業で、ネットバブル最盛期には結構な人気を博していた。しかし、その後の急速な拡大路線が仇となり廃業したが、最近になって同様のビジネスを再現しようとする気鋭の起業家が複数出てきて、IT関係者の注目を集めている。

 そもそも同社は、倒産直後でさえ「ビジネスモデル自体は秀逸であり、投資家とコンサルタントが半ば強要した無理な拡大路線が間違っていただけ」だと分析されていた。

 今改めてこの失敗事例を踏襲しようとしている起業家たちは、同じ轍を踏まぬように大都市圏だけでの限定的な事業展開や、オンラインだけではないリアルビジネスとして展開する計画だという。基本的なビジネスプランは生かすものの、より堅実なビジネスに変貌させようというわけだ。

 すでにフレッシュ・ダイレクトのような成功事例もでてきている。かつての失敗事例の再生事業は、今後ひとつのトレンドとなるかもしれない。(ニューヨーク発)