40周年を迎えたCESの会場(ラスベガス)からの映像をリアルタイムで見ながら、この原稿を書いている。かつてはニューヨークで行われていたこのイベントだが、今年は例年になく盛況のようだ。基調講演を行ったのはビル・ゲイツその人。他の著名なスピーカーとともにすでに来年の人選でも話題を呼ぶなど関心も高い。

 一方アップルは、自身のイベント「マックワールド・エキスポ」を同じ日程で開催している。会場となっているのはお膝元であるサンフランシスコ。こちらもいまだに続くiPod人気と投入され続ける新製品とで、CESが(意図的に?)開催日程をぶつけてきても、強気の姿勢を崩さない。

 いずれもIT産業の好景気を反映するかのように活況を呈しており、ここ数年この種のイベントが低調だったのが、にわかには信じられないほどである。

 かつては各地でさなざまなイベントがひしめき合っていたものだが、ここ数年は非常に寂しい状況が続いていた。しかしこの二つのイベントを見る限り、ようやく長いトンネルは抜けたのであろう。これからまた楽しいイベントが増えることを期待したいものだ。(ニューヨーク発:ジャーナリスト 田中秀憲)