「サイトは、ページビュー(PV)が多いほどランクが上」という発想はもう古い。「滞留時間とセッションの合計値も報告に盛り込む」新方式をニールセン/ネットレーティングが発表した。

 PVがアテにならなくなった主因はAjaxと動画の普及。Ajaxはページを更新しなくてもコンテンツが自動的・継続的に更新されるので、サイトを1時間うろついて見放題でもPVは上がらない。2時間の動画を見てもPV1なのと同じだ。新方式は広告主、投資家、アナリストにとってもよい材料になるだろう。

 もちろん格付けには異変も起きる。5月の月間PV数で全米第6位だったAOLが滞留時間では計250億分で堂々トップ。インスタントメッセージAIMの分もカウントされる好影響がモロに出た。2番手はヤフーの200億分。逆にグーグルはリンク先にさっさと送り出すスピードがアダに出て3位から5位に転落。

 ネット広告収入は年間170億ドルともいわれるが、その一番のウリは「オーディエンスの行動・反応・構成が丸見え」なところ。ビジターが何を考え、何を欲し、サイトが何を授けることができるのか--ネットも中身が問われる段階になってきた。(サンフランシスコ発)