▼カラーページプリンタが足踏み状態に陥っている。昨年度でも国内出荷は30万台前後で、30万台の壁が立ちふさがっている感じだが、複写機のほうも2006年は30万台前後でクロス現象をみせた。ビジネス機械・情報システム産業協会のまとめによれば、06年の出荷実績は、モノクロデジタル複写機が31万台強、フルカラー複写機が31万台弱。2年前の予測に比べれば、モノクロデジタル複写機は2-3年前倒しで30万台の壁を超え、フルカラー複写機は予測よりは少し足取りは遅いが30万台の大台を突破したことになる。

▼台数だけでみれば、国内市場ではカラーページプリンタ、モノクロデジタル複写機、フルカラー複写機が、30万台のところで拮抗、競り合っていることになる。今後の流れとしては、モノクロデジタル複写機は減り続けるだろうが、カラープリンタとフルカラー複写機ではどちらに勢いがあるのだろうか。

▼カラープリンタとカラー複写機では売り方が大きく異なり、コンセプトの対立も明確になってきた。一言でいえば「集中」か「分散」かということになるが、大手複写機メーカーは自らのオフィスを実験オフィスとしてユーザーに公開、集中管理のメリットを訴える作戦をとっている。一方、分散の担い手として急浮上しているのはLED方式のプリンタで、この方式を巡っては一昔前には考えられなかった国内ライバル同士のOEM供給も表面化している。30万台を起点にした新たな戦いの帰趨も追い続けていきたい。