大企業ではIT専門の部署を設けて社内のIT関連の面倒をみている。また、中規模の企業では外部と契約して自社のネットワークやソフトウェア、インターネット、メールなどのサービスを保守している。だが、最近では大企業でさえ自社のITを保守するのに必要な人員が集まらないという状況さえ生まれている。

 米国は特にビザの取得が困難で、ITに必要な人材であっても海外から米国に入国、就労することが難しい。このような状況を背景にして注目を集めているのがSaaSだ。

 SaaSはソフトウェアを購入して利用するのではなく、必要な時だけ、必要なサービスを利用するという考え方だ。今まで SaaSはパッケージソフトに対する言葉と思われてきたが、最近では、かつてASPアプリケーションサービスと呼ばれた内容まで含むようになった。メールやWebのアウトソーシングまでもSaaSの範囲と考えられるようになってきているのが実態だ。人材の乏しさとコストの高さがSaaSの浸透を早めているのだ。今後、企業は企業規模の大小にかかわりなく外部のサービスをもっと利用して、コストカットとリスクの軽減を保証したいと考えているのだ。(サンノゼ発)