日立製作所で行われている、生体認証のニューフェイス「指静脈マネー」の実証実験が公開された。生体認証といえば銀行のATMが代表格だが、日立の指静脈認証は地銀も含め、8割もの国内金融機関に採用されている。

 指静脈マネーとは、クレジットカード決済サービスの本人認証を指静脈認証で行う決済サービス。買い物した際にサインがいらなくなるほか、カードを携行しなくてもよくなり、紛失する恐れもなくなるというスグレもの。利用シーンとして想定されるのは、アミューズメント施設や、ショッピングモール、ゴルフ場など多岐にわたる。日立では、高額決済の際に指静脈マネーを活用することを期待している。

 日立社内の実証実験は、クレジットカード機能つきの社員証を持っている社員200人を対象に9月から売店、社員食堂で実施されている。実証実験を行っている日立システムプラザ新川崎には3000人のSEが在籍しているというが、実証実験を行っているのはトレーサビリティ事業部のみ。「なぜうちも参加できないのか」という声が上がったため、実証実験の拡大を予定しているという。(環)