▽…「初音ミク」で有名なクリプトン・フューチャー・メディア。今年1月に発売した最新作の「巡音ルカ」もすっかりネット界に定着。同社の伊藤博之社長は「ひとまずほっとしている」と、胸をなで下ろす。

▽…次のボーカロイドは? との問いに、「当社はボーカロイドだけをやっているわけではないので……」と、回答をぼかしつつ、「CGM(ユーザー参加型メディア)をより発展させるにはどうしたらいいのかを常に模索している。今、ユーザーには、割と自由に創作してもらっているが、この自由を今後5年、10年と守っていくには、一方で“秩序”も必要」と、考えている。

▽…初音ミクはオリコンチャート上位に何度も食い込む実績を持つほどに成長した。楽曲を制作するユーザーあってのことだ。伊藤社長は「CGMの実力は、まだまだこんなものじゃない。可能性の萌芽を摘まず、産業としてしっかり育成していきたい」と、気持ちを新たにしている。(安藤章司)