北斗七星

北斗七星 2011年1月10日付 Vol.1365

2011/01/13 15:38

週刊BCN 2011年01月10日vol.1365掲載

▼ウサギがピョンと飛び跳ねる。女子ソフトボールを観戦していると、ゲームの節目に全員が一斉にピョンと飛び跳ねる。何ともひょうきんな姿だ。ところが、ピッチャーの投球スピードは120キロと速い。2008年の北京オリンピックで日本チームは金メダルを獲った。日立はソフトボールをシンボルスポーツに選んだ。25年前のことだ。

▼チーム名「日立ソフトウェア」の誕生は、「従業員の一体感や意識高揚のため、何かシンボルスポーツを創ろう」というのが発端だ。「ソフトウェアだからソフトボールでいいのでは?」と誰かが発言して決まった。嘘のような本当の話だが、これには重い背景がある。

▼1982年6月22日の『IBM産業スパイ事件』だ。日立と三菱のコンピュータ技術者が逮捕された。手錠をかけられ、米国の捜査官に連行される日本人技術者の姿が放映された。IBMと日立は翌年和解したものの、後遺症が残った。そこで従業員の一体感と意識高揚を図ろうと立ち上がった。合言葉は「We are the one」。選手と応援団は一体だ。努力は世界のトップ獲得に結びついた。日立は世界で戦うことを決めた。全員で“ピョン”と飛び跳ねてほしい。(直)
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