収益を度外視して、事業の迅速な立ち上げを第一に考える――。コンシューマ向けのオンラインサービスでは珍しくありません。コンシューマ向けからスタートして、近年はビジネス向けにまで手を広げてきているグーグルは、その代表格でしょう。
ソーシャルグループウェア(上田祐司代表取締役)が無償で提供している名刺管理アプリケーション「LISTER」は、2010年から手がける新規事業ですが、売上目標はありません。森垣昭取締役は「ざっくりした3年後のイメージをメンバー間で共有している程度。でも、それでいい」と話しています。原動力となっているのは、「一瞬先の将来が読めない。だから、やるしかない」という気持ちです。
森垣取締役は、これまでも新規事業の立ち上げにかかわってきました。アイデアマンが仕かける次の一手に注目です。(信澤健太)
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<インタビュー>ソーシャルグループウェア 取締役 森垣 昭メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.2.22」より