北斗七星

北斗七星 2011年11月28日付 Vol.1409

2011/12/01 15:38

週刊BCN 2011年11月28日vol.1409掲載

▼プロ野球で「福岡ソフトバンクホークス」が日本一に輝いた。2005年にソフトバンクが球団オーナーになってから初の栄冠だ。胴上げで、孫正義社長が宙に舞った。喜びはひとしおだったことだろう。秋山幸二監督やコーチスタッフ、選手の一丸となった戦いに敬意を表したい。

▼ホークスの日本一は「IT活用の勝利」でもあった。選手には「iPhone」が球団から配布されている。試合前など過去の全打席を確認して、戦いに備えることができる。米国のスポーツ界では、ITを駆使しての戦況分析や試合中のフォーメーションを決めるのはあたりまえ。ビッグデータを収集して分析するシステムがバックヤードで稼働しているのだ。その点、日本のスポーツ界はIT活用度が低く、ホークスはまれな例だ。

▼とはいえ、野球の世界大会「WBC」では日本チームが勝つのだから、データ不足をはねのける適応力をもっていたということか。スポーツの世界もビジネスの世界も、IT利用の面では日本と米国の間に格差がある。一時的には日本チームが勝利を収めたとしても、いずれは米国に歯が立たなくなるという気がする。(吾)
  • 1

関連記事

ソフトバンク 自社グループのiPad活用事例を紹介

ネット企業が経済界世代交代をもたらす