グローバル化は、日本企業の喫緊の課題となっています。ワークスアプリケーションズが発表した「COMPANY 人事・給与」のグローバル対応版は、こうした状況を受けたもの。日本本社や海外拠点の人材情報を「COMPANY」上で一元管理し、横断的に検索・参照する機能を実装。多言語に対応し、各国言語での入力・表示や地域言語と公用言語での名称管理などができます。
しかし、グローバル化でシステム側に求められるのは、これらだけではありません。リクルート業務の効率化や配置転換、後継者管理、キャリア開発などを可能にする機能の充実が必要です。ガートナー ジャパンの本好宏次リサーチディレクターは、「人材の育成から教育、採用、後継者管理までのライフサイクルの実現にこそ価値がある」と指摘しています。
システムの導入以前に、グローバル化にあたって組織・人材マネジメントのあり方を再考する――こうした意欲的な日本企業を一貫してサポートする体制の構築が望まれます。(信澤健太)
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ワークスグループ、「COMPANY」のグローバル対応版とBPO世界最大手ADPとの提携を発表メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.3.27」より