〈一般的な解釈は…〉専用ペンや指で操作する板状の携帯情報端末。

 英語の「tablet(タブレット)」は、「薄板」という意味をもつ。IT用語の「タブレット」(または「タブレット端末」)とは、タッチパネルを採用し、専用ペンや指で操作する板状の携帯情報端末を指している。操作感はスマートフォンと類似しているが、きょう体と画面サイズが大きいことが特徴だ。

 タブレット端末は、基本ソフト(OS)や通信機能を装備し、ウェブ閲覧やメールの送受信などを主な用途として想定している。本体にキーボード機能を備え、画面をキーボードとして使うタイプのほか、アタッチメントのキーボードを装着して使用するタイプもある。スマートフォンよりもきょう体が大きいので、画面が見やすく、操作しやすいというユーザーが多いようだ。

 建築・設計などの世界では、例えば図形作成に用いるデバイスとして、以前から板状の入力装置が使われてきた。一般のユーザーも、タブレット端末をパソコン代わりに使ったり、パソコンと併用するようになったのは、2010年に発売されたアップルの「iPad」がきっかけだ。主要パソコンメーカーは、世界での「iPad」の人気ぶりをみて、2011年から相次いでタブレット端末を投入してきた。

 タブレット端末は、動画やゲーム、電子書籍などを楽しむデバイスとして利用されることが多い。また、紙をなくし、プレゼンテーション用のツールとして使うなど、ビジネスの場でもタブレット端末の活用が増えている。

 調査会社のIDC Japanは、タブレット端末の2016年の国内出荷台数を579万台と予測しており、タブレット端末市場は活発に伸びる見込みだ。

 ちなみに、タブレット端末は登場し始めた頃、「スレート」と呼ばれることが多かったが、今は呼び方として「タブレット」が定着しつつある。