シトリックス・システムズ・ジャパンが7月17～18日に開催した「Citrix iForum 2012 Japan」のために、米本社のマーク・テンプルトン社長兼CEOが6年ぶりに来日しました。BCNは、初日にインタビューしました。

　来日の際、飛行機が遅れ、さらには航空会社の手違いで預けていたスーツケースが紛失。スケジュールも大幅に狂い、リハーサルもままならぬまま基調講演に登壇したテンプルトン社長でしたが、それをおくびにも出さない見事な講演でした。

　インタビューでは、このトラブルを笑い話のように語ってくれました。日本法人については、マイケル・キング社長をはじめとして、とくに優秀な人材が揃っているとアピール。これが業績にも結びつき、ワールドワイドでは第1四半期の売上高が前年同期比20％増と順調です。もちろん、日本法人も伸びています。

　トラブルでもまったく動じない。むしろ笑って乗り越えるのだそうです。ずっと明るく振る舞っていたのは、日本法人のスタッフに心配をかけたくないとの思いからのようです。誰をも気遣うトップがいるからこそ成長している――そんな印象を受けました。（佐相彰彦）

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＜トップインタビュー＞米シトリックス・システムズ　社長兼CEO　マーク・テンプルトン