【Ubuntu(ウブントゥ)】
Linuxをベースにした無償OSの一つ。使いやすさを重視している。開発は英カノニカルを中心にボランティア開発者コミュニティが行っている。

 LinuxのカーネルやUI(ユーザーインターフェース)、基本的なアプリケーションソフトなどをまとめて一般ユーザーが利用できる形態にしたLinuxディストリビューションの一つで、その代表格として最も高い人気をもつ。2004年にリリースされた。

 一般的なPCでは25分以内にインストールが完了し、とくに設定をすることなく、すぐに使うことができる。デスクトップや初期搭載アプリケーション類はシンプルで、使いやすさに定評がある。オフィスアプリケーションとして、ワープロや表計算、プレゼンテーションのアプリケーションを備え、マイクロソフトのOfficeなど、さまざまな形式のファイルを編集することができる。

 対応するフリーソフトも豊富に存在する。6か月ごとにバージョンアップされ、それぞれの版は9か月間のサポート、18か月以上のセキュリティアップデートが保証されるので、最新のソフトウェアを安心して使うことができる。個人利用、ビジネスへの利用を問わず、無償で利用できる。こうした特徴が多くのユーザーに支持され、Linuxディストリビューションのなかで最も人気がある。

 Ubuntuの開発は、ボランティアの開発者コミュニティが進めており、南アフリカ出身のマーク・シャトルワースが創業した英カノニカルが支援している。Ubuntuという名称は、「他者への思いやり」を意味するアフリカの思想をもとにつけられた。

 当初はデスクトップ版とサーバー版だけだったが、今年、カノニカルがスマートフォン向けをリリース。スマートフォンとPCの機能をハイブリッドで使うことできるハイスペックスマートフォン「Ubuntu Edge」を自ら開発することも明らかにしている。