経営コンサルティングとソフトウェア・ハードウェア販売を手がけるマキ・アソシエイツ(佐藤眞衛代表取締役)は、Linux派生のディストリビューション「Ubuntu(ウブンツゥ)」をベースに、高速起動で簡単操作のLinuxOSを国内で初めて開発した。LinuxOSと付随する「Open Office」などアプリケーションを格納したUSBブートタイプ製品「MAGIC STICK LINUX(マジック・スティック・リナックス) LSU‐001」を、4月14日、ECサイト「pepemadoca.com」で発売する。

 Windows XPなどの古いOSがインストールされていたり、OSがインストールされていない遊休パソコンでも使うことができる。古くて使えなくなったWindowsパソコンを「Webブラウジングマシン」として復活させることができるわけだ。価格は9870円。今年5月からは、法人向け販売も開始する計画だ。

 ブラウジングに必要な最低限の機能に絞り込み、OSの起動時間を短縮したLinuxOSをUSBに装填。起動時間は、Windows(約4分間)と比べ5分の1以下、Ubuntu(2分30秒)と比較しても3分の1以下と、大幅に短縮した。メモリ容量に依存するものの、3GHzクラスのCPUで約20秒、1.5GHzクラスでも約40秒で起動する。シャットダウン時間は約5秒。起動時間とシャットダウン時間は、いずれも世界最速(同社調べ)という。

 アプリケーションとしてOpenOfficeやブラウザ、メーラーを搭載し、Windowsパソコンで作成したドキュメントやスプレッドシートなどの読み取り、修正ができる。また、ヘッドホンやマイクを追加すれば、SkypeのIP電話サービスを無料で使うことができる。

 OSとアプリケーションがすべてUSB内にあるので、USBブートのBIOS設定をしておけば、USBを持ち歩いてネットカフェなどのパソコンをユーザーのパソコン環境に変身させることができる。佐藤代表取締役は「“ちょい古PC”をサクッと使えるPCにできる日本発の製品だ。Windows XPのPCが余り始めているので、有効利用するのに最適」と、普及を期待している。

 Ubuntuは数年前から英語圏で注目を集め、デスクトップOSとしてWindows VistaやMac OS Xの代替OSとして期待が高まっている。しかし、国内での製品化は同社製品が初めてで、WindowsOSのシェアが高い日本でどのような販売動向を示すか注目される。

USBブートタイプのMAGIC STICK LINUX LSU‐001