今日のひとことWeb版

「もう一つの顔」の効能

2013/09/10 15:26

 IT業界の課題としてしばしば挙がるのが、労働環境です。とくに、労働時間の長さは、あまり改善されていない印象があります。というのも、取材を通じてつき合いのあるIT業界の皆さんは、総じて「働き者」が多いのです。

 スマートデバイスの普及などによって、いつでもどこでも仕事ができるようになったことが大きく影響していると思いますが、例えば、私が会社からの帰り際に、取材の一環として質問メールを出すと、真夜中に返信を下さる方がかなりいらっしゃいます。

 常に原稿の締切に追われる身としては本当にありがたく、また申し訳ない気持ちなのですが、驚くのは、彼らの返信メールにほとんど「煮詰まっている」感じがないことです。そんな時間まで仕事をしているにもかかわらず、こちらの質問に対して的確に回答してくれて、生き生きと仕事をしている様子がうかがえます。

 私自身のことを振り返ると、原稿執筆にかかる時間が長くなれば、思考は停滞し、生産性はどんどん下がっていきます。長時間労働をしているにもかかわらず、そうした悪循環とは無縁だという人は、他人には思いも寄らないような方法で頭をリフレッシュしているのかもしれません。

 業務ソフトベンダーであるピー・シー・エーの田邨公伸さんは、そんなリフレッシュ方法をもつIT業界人の一人です。IT業界のビジネスパーソンという「表の顔」のほかに、びっくりするような「もう一つの顔」をもち、本業へのインスピレーションを培っているとのこと。「もう一つの顔」がどんな顔かは、記事を読んでのお楽しみです。(本多和幸)

【記事はこちら】
<インタビュー>ピー・シー・エー 営業本部戦略企画部 プロダクト企画グループ 係長 田邨公伸
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.9.10」より
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