東京・世田谷区上北沢に、近隣住民から信頼されている家電量販店があります。ヤマダ電機テックランド東京本店です。「本店」というだけあって、ヤマダ電機の郊外型店舗形態である「テックランド」のなかで、旗艦店の一つに数えられる店舗。出店から15年以上が経過し、ヤマダ電機のブランド力によって、住民が安心して来店できる店舗に成長しました。全国にあるテックランドが、この東京本店から吸収するノウハウも多いようです。
店は環状八号線沿いにあります。駐車場を完備しているので、休日には遠方からの家族連れも訪れ、平日は付近の常連客、休日は新規客が来店するというサイクルができています。
そこでテックランド東京本店では、平日と休日の接客手法を変えるという試みに挑戦しました。休日の接客手法には、新規客の多い駅前店、都市型店舗の「LABI」のノウハウが入っているそうです。
ヤマダ電機の沿革をみると、テックランド東京本店の存在が、LABIの立ち上げにひと役買っているのは間違いなさそう。まさに、都市型×郊外型のハイブリッド店舗です。(佐相彰彦)
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<地域No.1店舗の売れる秘訣>ヤマダ電機テックランド東京本店――閑静な住宅街で地域密着を目指す 競合がひしめくなかで着実に成長メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.12.9」より