パソコンやデジタルカメラなど、デジタル機器が好きなのは男性というイメージがあります。家電量販店を取材すると、「お客様の男女比率は8対2」「うちは7対3くらい」などという答えが返ってきます。なかには「うちはパソコンのヘビーユーザー、男性だけ」というパソコン専門店もありました。そのためか、これまでは量販店スタッフの男女比率も来店者とほぼ同じというのが常識でした。
しかし、デジタル機器が好きなのは本当に男性だけなのでしょうか。数として少ないのは事実ですが、家電量販店に行けば、女性が一人で品定めをしている姿をけっこう見かけます。
女性が来店が少ないのは、男性スタッフが圧倒的に多いことが原因では――。そんなふうに考えたビックカメラグループは、女性スタッフが約8割というコジマ×ビックカメラ西東京店を、閑静な住宅街の西東京市向台町にオープンさせました。
このお店のターゲットは女性。デジタル好きの女性が気軽に何度も足を運べるような売り場づくりに力を入れています。1階がスーパーマーケットで、近所に住む主婦が買い物のついでに立ち寄ることも想定しています。これまでの家電量販店の常識を覆す新しいスタイルをつくる店舗。ぜひ、皆さんも訪れてみてください。もちろん男性でも大丈夫です。(佐相彰彦)
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<地域No.1店舗の売れる秘訣>コジマ×ビックカメラ西東京店――スタッフの8割が女性 家電量販店の業態を変革メールマガジン「Daily BCN Bizline 2014.3.31」より