日本IBMは、今年3月2日付で岡田和敏氏がパートナー事業・アライアンス事業本部長の任に就きました。パートナー戦略の責任者であるこのポストは、これまで日本IBMの生え抜き社員が務めるのが通例でした。しかし、岡田氏は他のITベンダーでキャリアを積んだ「移籍組」。これは、日本IBMのパートナー戦略の変化の象徴ともいえそうです。

 グローバルでパートナー戦略を統括する米IBMのマーク・デュパキエ ゼネラルマネージャーは、「さまざまな要因があり、意図的にIBM社外から幹部を採用しようとしているわけではない」と話すものの、「IBMだけでなく、IT市場全体の動きを理解している人材が加わったことは心強い。とくに、IBMは現在システムインテグレーションの分野に大きな投資を行っていて、この業界の経験があり、SIビジネスを熟知している岡田の経歴を高く評価している。外部からIBMに加わった人間ならではの新しいアイデアにも期待している」と明かしています。

 IBMは近年、パートナーに対しても変革を促すメッセージを繰り返し発信してきました。日本IBMでも、具体的な変革の動きが着々と進んでいます。パートナーが従来型ビジネスの世界にとどまり続けるのは、なかなか難しそうです。(本多和幸)

【記事はこちら】
IBMの最新パートナー戦略を聞く CAMSSシフトのエコシステム構築へ 明確になりつつある「変革」と「成長」の相関
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.6.9」より