企業内システムを導入しているが、統合的な運用は実現できていない――。SMB(中堅・中小企業)のなかには、このような企業が多いのではないでしょうか。理由はさまざまですが、「ITにかけられる予算が少ない」が理由になっている場合、コストがかからない無料ツールを導入するケースがあるといわれています。
また、以前は「OSSを使うのは心配」と考えるユーザー企業のシステム担当者がいましたが、いまではOSSベースのシステムを導入するのがあたりまえになっています。柔軟なシステム環境をつくることができるし、コストが安いからです。「コストが安い」ことに焦点をあてれば、OSSの運用管理の問題をクリアしたら、SMBが導入するかもしれません。そこに目をつけたホロン・テクノロジーは、SMB向けにOSSベースの統合運用管理ツールを提供しようとしています。まだ模索中なので、どのようなツールになるのかは、これからですが、同社は、これまで大企業向けにツールを提供してきましたが、OSSに長けたベンダーでもあります。その同社がSMB向けに提供するツールは、はたしてどのようなものになるのか。取材に応じてくれた担当者いわく、「SMBに『無料は使いたくない』と思わせるツール」がキーワードだそうです。(佐相彰彦)
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ホロンテクノロジー 中小企業に「Hinemos」を提供 月額や機能特化のサービスを検討 メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.7.6」より