久しぶりに出張で北京にきてびっくりしました。2022年開催予定の冬季五輪招致に向けて6月1日に施行された禁煙条例によって、市内の公共施設やオフィス、ホテル、飲食店など、屋内での喫煙が禁止されていました。それも、分煙ではなく、全面的な禁煙です。以前はどこでも喫煙できただけに、喫煙者の私は、かなり肩身の狭い思いをさせられました。

 現地メディアによると、今回の条例に違反した個人には最高で200元、ホテルや飲食店などが違法に喫煙場所を設けた場合には最高3万元の罰金が科されるとのこと。まだ条例を守っていない現地人もかなり多くいて、実際に処罰を受けた人も出ているようです。約3億人の喫煙者を抱える喫煙大国の中国だけに、今回の突然の全面禁煙に適応することは簡単ではありません。

 中国では、ITの分野でも規制が強化されようとしています。中国全国人民代表大会は、7月6日、中国のインターネット安全保障を目的とした「サイバーセキュリティ法」の草案を公表。これによると、IT企業は、中国で蓄積した個人情報などのデータを、海外に送信したりする場合には、政府機関の審査を受けることが必要になります。同法案が成立し施行された場合は、中国に進出している外資系IT企業も対応に迫られることになります。(上海支局 真鍋武)

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中国全人代、サイバーセキュリティ法案を公表、インターネット統制を強化
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.7.24」より