北斗七星

北斗七星 2016年4月11日付 vol.1624

2016/04/14 15:38

週刊BCN 2016年04月11日vol.1624掲載

▼「時すでにお寿司」というダジャレを思いついた。喜び勇んでネタ帳にメモをとり、使い方を考えてみた。

▼回転寿司店で席に着くやいなや、目の前を好みのネタが乗った皿がまわってくる。手を出したいが、すでに何周もしていて干からびる寸前かもしれない。ひとまず見逃そうと思うが、誰かに取られてしまうかも。注文すればいいが、回っているネタが最後かもしれない。などと思いを巡らせていくうちに皿が通り過ぎていく。もう一周するかと眺めていると、皿ごとどこかに吸い込まれていった。皿に埋め込まれたチップの情報から、設定時間を経過したとして廃棄されたのだ。IoTデバイスだと感心しつつ、同じネタを注文するが、やはり品切れ。時すでにお寿司である。

▼念のためネットで検索してみたところ、定番のダジャレだった。通販ではグッズまで売っている。完全オリジナルのはずが、どこかで目にしていたのかもしれない。

▼クラウドとオンプレミスの関係を、回転寿司店と回転しない寿司店で考えていたときにダジャレが浮かんだ。価格、スピード、柔軟性。意外と悪くない。練り直すべきはダジャレのシナリオか。(風)
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