中国はネットワークカメラ大国だ。調査会社テクノ・システム・リサーチによると、2018年の中国ネットワークカメラ市場規模は14年比約3.5倍の46億米ドルに拡大の見込み。安価な製品が増えたこともあって、従来の公共エリアや商業施設だけでなく、ホワイトカラーのオフィス内に設置する企業が増えている。

 オフィス内に設置する背景には、貴重品の盗難防止だけでなく、社員の勤務状況を監視する狙いも。最近のネットワークカメラでは、アプリを通して手もちのスマートフォンでリアルタイムに映像・音声を確認して、サボっている社員がいないかを監視することができるのだ。

ホワイトカラーのオフィス内で普及

 ただし、セコム中国法人の営業担当者によると、「オフィス内に設置する日系企業は増えているが、予期せぬ問題が起きたところもある」という。例えば、事前の通達なしにネットワークカメラを通して社員の会話を盗み聞きしたとして、人権侵害で訴えられるケースだ。便利なネットワークカメラだが、社内の同意を得たうえで導入するのが無難かも。