情報サービス産業協会(JISA)の横塚裕志会長は、冗談交じりに「日本IT団体連盟と連盟を組むよりも、JUAS(日本情報システム・ユーザー協会)と合併した方がよほど現実的」と、話しています。

 今年7月に発足した日本IT団体連盟(宮坂学会長=ヤフー社長)に、JISAは加盟を見送ったことを受けての発言ですが、この背景には、JISAこそが日本を代表する情報サービスの業界団体だという自負心が見え隠れする一方で、実は、もうひとつ大きな「時代の流れ」があるようです。

 それは、あらゆる業種・業態がITを活用したビジネス革新に邁進するなか、以前ははっきり分かれていたITベンダーとユーザー企業の境目が、徐々に曖昧になっているというのです。しかし、業界団体はITベンダーがJISA、ユーザー団体はJUASに分かれていることから、むしろこちらを統合させた方が時代の流れに合致している、と。

 折しも、JISAの横塚会長、JUASの石原邦夫会長は、ともに東京海上日動火災保険グループの出身であることから、会長どうしの交友もあり、あながち100%冗談とは言い切れないところが興味深いです。(安藤章司)

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日本IT団体連盟 53団体が加盟する「IT連盟」発足 業界一丸で政策提言と人材育成に取り組む
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.9.8」より