▼今年のプロ野球日本シリーズは、広島東洋カープと北海道日本ハムファイターズが激突する。「出戻り組」の大ベテランたちが活躍するとともに若手も台頭し、25年ぶりのリーグ優勝を果たした勢いそのままにクライマックスシリーズも勝ち上がったカープ。マンガの主人公のような異次元の活躍を続ける“二刀流”のスーパースターが引っ張るファイターズ。それぞれにドラマがある。

▼記録という意味では、大谷選手の価値はファン、専門家の間でさまざまな角度から論じられている。投手で10勝、打者で20本塁打を同時に達成する選手が現実に出てくるとは、驚きとしかいいようがない。

▼成績のすばらしさ以上に、多くの人が無謀だと思った二刀流に挑戦したことにこそ、他の選手との決定的な違いがあり、真の価値あるポイントではないかとも思う。やってみなければ、常識を打ち破れることを証明できなかった。ファイターズも大英断だった。

▼デジタル変革の時代を迎えたITの世界も、既存の常識を打ち破るべく果敢な挑戦を続けるスタートアップの活躍が目立ち始めている。彼らの芽を徒に摘むような市場であってはならないと強く思う。(霹)