今日のひとことWeb版

日本を一番思っている会社

2017/01/18 10:00



 米ヒューレット・パッカードが2015年1月に、エンタープライズ事業のヒューレット・パッカード・エンタープライズと、PC・プリンティング事業のHPに分社化。その日本法人の日本HPが1月13日、事業説明会と新年会を開催しました。

 その壇上で、岡隆史社長は「我が社以上に日本の経済を考えている会社はない」と話しました。国内メーカーが、ワールドワイドにどんどん展開できる立場なのに対して、海外企業の日本法人は、マーケットを国内だけに縛られてしまいます。国内で不調だった分を海外で、という「逃げ」が許されないわけです。自分たちの商売をよりよくするため、日本そのものが元気になってもらうことを一番に考えている、と岡社長は説明しました。

 そう考えると、日本の経済について一番切実に考えているのが、海外企業の日本法人かもしれませんね。(山下 彰子)
  • 1

関連記事

米デルテクノロジーズ「Dell EMC World 2016」、日本法人の両トップが語る国内事業の展望、「まずは継続性を重視」