今日のひとことWeb版

人材不足の影響はWatsonにも

2017/10/26 10:00



 人口減少による労働者不足が問題になっています。労働力を確保する手段として期待されているのがITですが、そのIT業界の人材不足も深刻です。経済産業省が昨年発表した「IT人材の最新動向と将来推計」によると、2016年に約17万1000人とされた人材不足数は、30年には78万9000人に拡大するとしています。

 各企業が人材の獲得に躍起になるなか、日本IBMは9月末、重要視しているWatson事業で、新たなパートナー戦略を打ち出しました。Watson事業は現在、順調に需要が拡大しているそうです。しかし、将来の見通しは楽観視できない状況。同社の責任者は「今のままでは、技術者やパートナーは圧倒的に足りなくなる」と危機感を募らせています。(廣瀬秀平)
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