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ITが溢れる時代に何を売るべきか

 モノが溢れる時代。商品を売ることが難しい状況にある。“モノからコトへ”といわれるのも、消費のあり方の変化を反映している。

 モノが溢れているとはいえ、いつの時代もヒットする商品は登場する。それは必ずしも新しいコンセプトを掲げているとは限らず、以前からあるモノが、何かをきっかけにブレイクするケースも多い。先進性がすべてではないという点は、IT業界においてもあてはまりそうだ。

 本書は、「そう、それ!」の視点でヒットやブームの理由を解説する。「そう、それ!」とは、広告業界でいうところの「インサイト」であり、消費者心理のツボや本質を意味するという。

 IT業界にとって追い風となっている「働き方改革」は、ユーザー企業よりも、ITベンダーに「そう、それ!」の意識をもたらせた。働き方改革で売れているのは、これまで提供していたもの。働き方改革のために用意したサービスではない。(亭)
 
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『それ、なんで流行ってるの?』
原田曜平 著
ディスカヴァー・トゥエンティワン 刊 (1000円+税)