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麻布十番には“隠れ家”が似合う

 都内屈指の高級住宅街というイメージが強い「麻布」。しかし、高台の元麻布や南麻布に比べると、同地に隣接する麻布十番はどこか家庭的な親しみやすさを感じさせる。もちろん、高級住宅街の一角であることは疑いがないのだが、駅から六本木方面に続く商店街には庶民的な総菜店や日用品店も並び、毎年8月の「納涼まつり」ともなれば、たたずまいは六本木よりも浅草に近い。台地には武家屋敷が並んだのに対し、その周縁には商人や職人が住んでいたといい、このとき形成された江戸の下町文化が、現代の雰囲気にもなごりをとどめているようだ。

 地域の人たちの憩いの場・網代公園に面する『三と十(さんとじゅう)』は、カジュアルな雰囲気と上品さをあわせもつ、麻布十番らしい“隠れ家”的な鉄板焼の店。職人がカウンターの目の前で調理してくれる、芝浦仲卸市場から仕入れた黒毛和牛が看板メニューだが、魚介のグリルもまた絶品だという。(螺)
 


東京都港区麻布十番2-12-4 第2コーボービル2F
03-6459-4549
8000~10000円